こども学科
10/14(土)こども造形教室を開催しました
第3回こども造形教室 『紙でつくろう!キッズテント!』
10月14日(土)14時15分より、第3回こども造形教室が開催されました。テーマは『紙でつくろう!キッズテント!』です。
今回の支援スタッフは保育コースの学生です。
参加した子どもたちは、千葉市立轟町小、附属小、緑町小、弥生小、本町小、都賀の台小のほか、船橋市の小学校などから39名の参加がありました。
新聞紙を1人50枚ほど集めて持ってきてもらうことになっていました。(朝刊6日分くらいです。)新聞を取っていないご家庭もあるので心配していましたが、みんなきちんと持ってきていました。
さあ、重ねて強く巻いて、土台になる棒をつくりましょう。最後まで同じように力をこめて巻き続けるのが難しいですね。でも支援スタッフが手を添えたり、励ましたり。4本の棒ができました。
次は土台からつないで斜めに立つ柱を作ります。150㎝くらいになるように2本の棒を重ねながら巻いていきます。輪ゴムでまとめて、立たせ、バランスを取りながら土台に取り付けます。6年生だけの3人組は、大きなテントにしようと土台の本数を増やしています。3人だけでなく、5人くらいは入れそうです。
柱が立つとテントらしくなってきます。思わず子どもたちは中に入って座っています。柱をつかんで上を眺めると、座った自分よりもテントの柱のほうがはるかに高い!!
テントの大きさに気づいた子どもたちはにっこり笑っています。自分よりも大きいものはなかなか作れないですものね。
壁になる部分を折ってとりつければ、テントの形は出来上がり。
旗になるような不織布や、羽のような飾りをつけたり、大切にしている布や、ひも、軽いボールを取り付けたりして仕上げます。
全員が製作を終えることができました。
保護者の方に40基ほどのテントと、子どもたちの様子を会場に入って見ていただきました。
「楽しかった?」
学生の問いに子どもたちは手をあげて応えてくれました。
「大変だったけれど、楽しかったです!」
大変でしたね。手が痛くなったかもしれないね。でも、できましたね。自分よりも大きいキッズ・テントが。
子どもたちは、テントの中に入り、背負って帰りました。
ものをつくる中で、様ざまなことが培われていくと思いますが、今回は根気のいるプロセスがあり、特に「やり切る」ことが意識されたのではと思います。
やり切ったことが嬉しく、持ち帰りたいのでしょう。材料は新聞紙ですが、がんばった時間を考えて大切に思っているのだろうなあと感じました。保護者の方々のご協力、誠にありがとうございました。
支援した保育コースの皆さんの心の中にも、今日学んだことが残っていることでしょう。見守って大丈夫なとき、声をかけるタイミング、子どもたちの反応を見ながら、そのことを体感できたと思います。そして、何より出来あがったときの笑顔を忘れないでいてほしいと思います。
次回のこども造形教室は12月9日(土)14:15~です。(午後開催)
テーマは「小さい自分が行きたい場所は…」です。
小さな「自分」をつくって、短大内のいろいろな場所で写真を撮ります。(小さな「自分」と風景のみを撮影します。人物は撮影しません。)
どんな世界ができるのか今から楽しみです。