図書館講演会「ネットと生成AI時代の情報活用術&世界の図書館をめぐる冒険」を開催しました

　千葉経済大学総合図書館では、令和6年度後期のイベントとして12月7日(土)に「図書館講演会」を開催しました。
　今回は昨年2月に『ネット情報におぼれない学び方』(岩波書店)を上梓された梅澤貴典氏をお招きし、昨今話題の生成AIの存在を念頭に置いた情報活用について、ご自身が旅をした世界の図書館のお話を絡めてご講演いただきました。
　梅澤氏は簡単なゲームや有名な映画などを例に、いかに人が騙されやすく、インターネット上や生成AIにはもっともらしく見える嘘や偽情報が含まれているかをわかりやすく示してくださり、大変盛り上がりました。その点を踏まえて、価値のある情報とは基本的に有料であり図書館にはそれが多くあること、一次情報を自分で調べるのが大事であること、知識を自分の中に蓄えることで真偽を見きわめる基盤ができることなどをお話いただきました。

　聴講した学生からは「インターネット上の情報を鵜呑みにしてしまっていたが、これからは気を付けて調べたい」「お話が面白くて90分があっという間だった」などの感想が多く寄せられました、司書課程を学んでいる学生が多いこともあり、自身の経験や今後の進路を踏まえた真剣な文章がつづられていました。また、天候にも恵まれ、地域の聴講者も多くいらっしゃいました。