お知らせ
先生って楽しい仕事だよ!①こども学科 坂本晶准教授に聞く
こども学科には、幼稚園の先生、保育士、小学校教師として
保育・教育現場で指導力を磨いた経験豊富な先生がたくさんいます。
先生方は子どもたちと向き合ってきたかけがえのない日々のことを
授業でお話してくださいます。
教科書には書かれていない、とっておきのエピソードです。
「先生って、とっても楽しい仕事だよ」。
未来の先生を目指す受験生の皆さんにも、
こども学科の坂本晶准教授から応援メッセージが届いています。
子どもが持つ「優しさ」に出会える仕事
―31年間、小学校教師のご経験があるのですね。
教育現場で子どもと触れ合う中で、特に印象に残っていることはありますか?
どの子どもにも、すばらしい「優しさ」があるということを学びましたね。例えば、お友達にすぐ手を出してしまう子も、朝顔の鉢植えを持ち帰るのに苦労している人を前にすると、風呂敷で包むのを手伝ってくれるんですよ。
また、ゆっくり登校する子どもがいたのですが、別のお友達が登校渋りしているのを見つけて、一緒に連れてきてくれたこともありましたね。保護者の方からそれを聞いた時、とてもうれしかったことを覚えています。
―多面的に見つめていくということが大切なんですね。
子どもって「人のために何かしよう!」と思った時に、ものすごいパワーを発揮するんですね。それを認められると、自信につながっていく。先生って、子どもたち一人ひとりの素敵なところを見つけられる楽しい職業なのです。
心豊かな「受け手」として子どもに寄り添う
―こども学科の学生に取材をした時、「聞いてもらいたいことがあると、坂本先生の顔が浮かぶ」と話してくれた人がいます。
ありがとうございます。うれしいです。
学生との向き合い方を改めて考えさせられた一冊の本を、今、不意に思い出しました。
―― 美しい夕暮れ空に出会った時、もしそばにいる人が自分を受け止めてくれる人であれば「きれいだね」と、思わず言葉をつぶやき、「ほんとうだね」という言葉に心が満たされるでしょう。子どもたちの豊かな表現を育む人は、「きれいだな」と伝えたくなるような人です。私たちはまず、心豊かな「受け手」として子どもたちのそばにいなければなりません。――
「保育をひらく造形表現」槙英子 萌文書林より抜粋
―先生を目指しているみなさんに、アドバイスをお願いします。
「学校の先生」といえば、今や「残業」「ブラック」などの言葉がつきまとう昨今です。丁寧に仕事をすることはもちろん大事ですが、時間の使い方を見直していくことも必要です。千葉経済短大の学生たちは、2年間という短い学生生活の中で隙間時間を見つけては一生懸命課題やレポートをこなしています。短大で、すでに効率的な時間の使い方を身につけているんですね。
学内での教員採用試験対策講座※も充実しています。先生を本気で目指しているみなさんと一緒に勉強できることを楽しみにしています。
次回5/28(日)のオープンキャンパスでは、坂本先生の模擬授業が受けられます!
「描いた絵が動き出す! 赤⇔青2コマアニメ」です。お楽しみに♪
オープンキャンパスのお申し込みは
※教員採用試験対策講座とは
就職試験を控えた2年生を対象に、本学の教職員が4月~6月に集中して対策講座を行っています。採用試験のエントリーについての注意点や志望書の書き方、集団面接についてしっかりと準備をすることができます。