受験生
先生って楽しい仕事だよ!④こども学科 浅川繭子准教授に聞く
こども学科には、幼稚園の先生、保育士、小学校教師として
保育・教育現場で指導力を磨いた経験豊富な先生がたくさんいます。
先生方は子どもたちと向き合ってきたかけがえのない日々のことを
授業でお話してくださいます。
教科書には書かれていない、とっておきのエピソードです。
「先生って、とっても楽しい仕事だよ」。
未来の先生を目指す受験生の皆さんにも、
こども学科の浅川繭子准教授から応援メッセージが届いています。
ひょんなことから先生に!
―幼稚園教諭のご経験があるのですね。
「先生になりたい」と思ったきっかけを教えてください。
実は、「先生になりたい」って思ったことは一度もないんです。
高校生の時は、人が健やかに暮らしていくにはどうしたら良いかについて興味がありました。それを学ぶならと、教育学部のある大学で幼児教育を専攻したのですが、実習に行った時も「先生には向いてないなぁ」と実感しました。
当時の私は、今でいう本学のこども学科キッズビジネスコースの学生のように、おもちゃとかお菓子の会社を目指して一般就職を考えていました。
―そうなんですね! 意外でした。
就活をしていた時期はちょうど、バブルが崩壊した時だったのです。就職難でした。
なかなか就職が決まらない私に「幼稚園から求人が来てるよー。受けてみれば」と大学の先生が声をかけてくださいました。しぶしぶ受けて、たまたま就職したのが幼稚園。本当に、ひょんなことから先生になりました。
―とはいえ、10年間幼稚園の先生として務められました。
大変だったけれど、とにかく面白かったんです。
学生時代の実習と違って、とても楽しかったですね。
全力で一生懸命な子どもたち
毎日向き合う中で「かわいい」を実感
―どんなところに「面白さ」を感じたのですか?
一般就職の場合は、長年企業に勤めてようやく会社全体を把握できるようになるのかなと思うのですが、幼稚園の先生は違います。園児への教育活動をはじめ、生活全般の援助や保護者の対応など、新人の時からすでに保育全体を見通して仕事をしていきます。同僚の先生方に助けていただきながら1つのクラスを作りあげていくうちに、気がつけば、楽しさとやりがいを感じられるようになっていました。
もともと、それほど好きではなかった子どももいざ、顔を突き合わせてみると、これがまた面白くて。楽しいことややってみたいことだけではなく、うそをつく時でさえ、その場その場を一生懸命生きていて、かわいいなぁと思いました。全力で向かってくるから、私も全力で向き合ってきました。今でも、思い出すだけで笑っちゃうような良い思い出がたくさんあります。
―幼稚園教諭を目指す受験生のみなさんに、アドバイスをお願いします。
今でも鮮明に覚えていることがあります。新人の頃、私のピアノ伴奏で子どもたちが歌っていると、音大出身の保育者が来て指揮をしてくれました。すると、子どもの歌声が一瞬にしてガラリと変わったのです。また、こんなこともありました。子どもたちがごっこ遊びをしていた時でした。ベテランの保育者が「あら、楽しそうね」と、ひとことふたこと声をかけたとたん、子どもたちの想像力が一気に膨らみはじめ、遊びがどんどん面白くなっていったのです。「こんな先生になりたいな」と、その時思いました。
子どものことを考えながら、どんな自分になりたいか。勉強するって、そういうことですよね。
子どもが毎日楽しく過ごすためには、保育者の関わりが必要です。その関わる力をつけていくために学校があるのです。こども学科に入学してきた学生のみなさんは、これから仲間になる人たちだなと思っています。保育者の仲間が増えるのはうれしいなと思っています。数年後、卒業生たちから保育の話、子どもたちの話を聞くのを楽しみに授業をしています。
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