こども学科
育児本 海を越えて
GWもあっという間に過ぎ、さわやかな初夏の風が心地よい5月です。
今日は、私が監修した本を紹介します。
数年前に出版したこの本。フォロワー20万人というカリスマ育児ブロガー、「モチコ」さんがイラストを描いてくださったお陰で、たくさんの方々の手に取ってもらうことができました。出産祝いとしても喜んでもらえました、という読者の方々からのお声をもらうこともあり、監修者として感無量です。
子どもは遊びの中で、遊びを通して成長し、発達する。保育者を目指す学生は、入学するとまず第一にこのことを学びます。そして、私たち大人にできることは、子どもに何かを教えたり能力や技を身につけさせたりということではなく、子ども自身が自らの力を伸ばしていく、そのお手伝いをすることなのだと。
この本は、子育てが初めてという一般の親御さんたちに向けて作られたものですが、保育者志望の学生にも役に立つ、「あそびの図鑑」です。どのような遊びが子どものどんな力に結びつくのか、どんな環境を提案すれば子どもが自分の力を発揮できるのか、という視点で、たくさんの「あそびのネタ」が詰め込まれています。
嬉しいことに、この本は海を越えて、海外の方々にも読まれているそうです。
これに加えて、ベトナム語版も近日中に出版される予定です。
執筆当時は海外の方に読んでもらうなんて思ってもみませんでしたが、遊びを通じて国境を越えた多くの方々と子育て・保育の楽しさや喜びを共有できるのは、なにより嬉しいことです。ぜひ、皆さんも手に取ってみてください。
(波多野 名奈)