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ビジネスライフ学科

2,3,4月の過去の思い出と記憶の連鎖

プロローグ1 卒業と入学

3月は別れの月、4月は出会いの月ともいいます。2月になると感傷的になる学生がいます。数年前、「大粒の涙を浮かべて泣いている学生がいました」。理由を聞くと「あと2ヵ月で卒業、小学生からの学校生活最後だと思うと急に悲しくなった」そうです。

2021年4月入学し、2023年3月15日に卒業していった学生。コロナの影響で2年間のマスク生活を強いられた世代です。しかし、元気に飛び立って行きました。ブログを執筆しているいまでも、連絡をくれます。先生として付き合った学生に感謝しています。


上の花は、卒業生Kさんからいただきました。いまでも元気に咲いています。右の桜は我が町の桜です。昔は、入学式で見られた桜ですが、温暖化の影響で入学式前に満開になってしまいましたね。


2023年4月1日は入学式です。かれらは高校3年間マスクの学生生活をした新入生です。入学後は、マスクなしの学生生活を送らせてやりたいものです。

プロローグ2 わたしの職業

わたしは先生といわれています。先生といわれるのはこそばゆいですがが、先んじて勉強した知識を後進のひとに教える人を総じて先生と言うらしいです。そうであるならば、一部の領域において、わたしは先生であるのかもしれない。初めて「先生」と呼ばれたのは高校時代に家庭教師をしたときだったような。そのときは、将来、本当に先生と呼ばれるような仕事に就くとは、「思いもよらない」ことでした。その後、釣りの先生、ゴルフの先生、予備校の数学の先生・・・。いまは、千葉経済大学短期大学部の会計の先生です。

昔の独りぼっちの海外旅行エピソード

人、過ぎ去りし日を振り返ったとき、楽しい思い出、悲しい思い出が心ひそかにポツリ、ポツリと湧いてきます。生きることは、思い出作りの段々道を作りゆくことではないかと感じます。若かりし頃、2月、3月、4月になると思い出します。バイトでためた資金をもとに卒業式にも出席せずにヨーロッパに旅行した時のエピソードを自分のためにもプログに記しておきます。学生によく言っています「お金が貯まったら海外に行ってみるといいよ、人生観がかわるかもよ」なんてね。

同窓会で「昔、おまえは3ヵ月間親にも言わず旅行へ行ったんだっけ?」なんて古いことを言いだした悪友がいました。そんなことから思い出したヨーロッパ旅行の思い出話です。旅は、羽田からアンカレッジ経由の北回りの団体旅行の空席を狙った格安旅行です。旅は、イタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港から始まりイギリスのヒースロー空港から帰国するまでの期間無制限の無計画旅行でした。

エピソード1 レオナルド・ダ・ヴィンチ空港

入国審査において洗剤で足止めを食らった時の話です。麻薬と勘違い?、イタリア語が堪能ではないため「ソープ、ウオッシュ、石鹸、洗剤…」無駄と知りつつ抵抗し、匂いも嗅いでもらいました。そんなとき通りがかったのは、日本からの団体客でした。イタリア語の堪能な添乗員さんに助けてもらったことは一生忘れません。

エピソード2 ローマのホテルにて

苦労して空港を出たもののローマへ行く手段がわかりません。再度、親切な添乗員さんが助けてくれました。団体客のバスに乗せてくれたのです。しかし、到着したホテルはローマから離れた高級ホテル。ローマまで地下鉄で15分ほどということで親切な添乗員さんと別れました。次の苦労は地下鉄駅探しでした。行きかう人に「メトロポリターナ?」と問うとホテルを指す。「わけわからん。えーい、高級ホテルに泊まってしまえ」と、やけっぱちにホテルへ戻ると、ホテルの地下が地下鉄の駅の入り口でした。ローマに着いたのは、午後8時頃。当時の日本円で一泊1,200円ほどのホテルを見つけ、長い一日が終了しました。ただし、シャワーは順番待ち。わたしの順番ではお湯は水に変わっていました。時は、寒さのしみる2月の中旬でした。

エピソード3 貨幣の交換(当時のヨーロッパはユーロに統一されていませんでした)

スイスからドイツへ移動するため、使いきれなかったスイスフランをドイツマルクに交換するときの出来事です。両替所でスイスフランを出し「プリーズ・チェンジ・マルク」、これを4、5回繰り返したが相手に通じません。困ったあげくドルに交換ならと思い「プリーズ・チェンジ・ダラー」と言いました。何と相手は「オー、ドイッチェマルク」と返事をし、無事交換が終了しました。今では、笑い話ですが・・・。

エピソード4 ローテンブルクまでの旅

今では有名なドイツのおとぎのような町、それがローテンブルクです。事前に調べたバス停から30分の道のり。しかし、2時間待ってもバスは来ません。見かねた近所のおばさんが英語で「サマーオンリー」と教えてくれました。ドイツのサマーとは、4月から10月までです。3月初旬の寒い早朝の朝の出来事でした。

ドイツのハイデルベルク城にて~若かりし頃のわたしです。

by 並木